2012年05月13日

タケノコづくし

もらったり買い込んだりして、タケノコがたっぷり。
とりあえず下茹でだけして、水を張った容器で冷蔵庫に。
この連休は、だから、タケノコづくしの食卓。

まずは、アンクル特製“タケノコごはん”…

タケノコづくし


これだけは下茹でせずにそのまま炊きあげる、チョッと革命的な調理法で…
「分とく山」の野崎洋光総料理長のレシピです。
これ用に分けた生のタケノコの皮をむき、細かく切り揃え、大根おろしの絞り汁と同量の水、それに塩を小さじ1杯加えた液に、30分以上漬け込みます。
今回はひと晩漬けました。

タケノコづくし


炊飯鍋に米を入れ、酒、みりん、しょうゆ、塩で薄めに味つけた出し汁を注ぎ、水洗いしたタケノコを散らして普通に炊飯します。
大根おろしの酵素がタケノコのアクを抜くのだとか…
タケノコ本来の歯ざわりと味が残り、栗ご飯のような甘さも感じられて、とても美味しい。
タケノコ好きにはぜったいおすすめの一品です。

そして、タケノコと相性のいい椎茸との“中華風うま煮”…

タケノコづくし


生姜の薄切りと小口切りのネギを炒めて香りをつけた油で、タケノコと戻した干し椎茸にザッと火を通します。
椎茸の戻し汁や残っていた出汁を併せて1カップを注ぎ、オイスターソース、酒、しょうゆ、さとうで味をつけ、煮汁が1/3程度になったら水溶き片栗で留め、ごま油を垂らしました。
これ以上ない取り合わせです。

さらに応用編、“筑前煮”…

タケノコづくし


タケノコのほかにレンコン、ごぼう、にんじん、こんにゃく、そして鶏肉を準備。
少量のごま油でまず鶏肉を炒め、根菜類やこんにゃくにも次々と油をからめ、ひたひたより若干少なめの出汁を張って、酒、みりん、さとうで煮ます。
にんじんがすき通る感じになってきたら、しょうゆを加えて、煮汁がなべ底に残る程度まで煮つめます。
いつまでも飽きのこない、極めつけのおふくろの味です。

そのほか、少し日持ちさせるために、濃い目の味つけにした定番の土佐煮。

タケノコづくし


また、雨模様の少し寒い夜には、タケノコの穂先の部分を薄切りにして、ワカメとみつばといっしょに鍋仕立てにしました。

タケノコづくし


あっさりとポン酢で…というのも、なかなかオツなものでした。



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Posted by アンクル at 09:32│Comments(6)クッキング
この記事へのコメント
竹の子ごはんの作り方、おもしろくて、おいしそう

今度、はちくが出たら、やってみます
Posted by ねこねこ at 2012年05月14日 16:21
アンクルさん こんにちは~(^-^)ノ

アンクルさんのお料理は どれもプロみたいですね。
修行をされてたのですか?
きっと お味もとびっきり、本物なんでしょうね。

眺めていると ため息とよだれが出そうです~(恥)
こういうお料理が ささっと作れたら・・・夢です!!
(*^-^*)
この姿勢が すべてに 通じるのでしょうね・・・。
Posted by HIROKO at 2012年05月14日 18:34
ねこさま
破竹(ハチク)はアクが少ないので、こんな液につけなくても、そのままで大丈夫ですよ
タケノコごはんには、ぜひ下茹でしない、生のタケノコを使ってみて下さい
その味や歯ざわりの違いには、ぜったいハマりますよ
Posted by アンクルアンクル at 2012年05月14日 22:17
HIROKOさま
いえいえ、ただ料理が好きなだけの“下手の横好き”です
料理に限らず、何につけ若い頃から腰をすえて修業に取り組んでいたら、ひとかどの者になれてたかも…
でも飽きっぽくて、あちこち目移りして、モノにならず
なのでこんな程度です
Posted by アンクルアンクル at 2012年05月14日 22:22
タケノコづくしの3連パンチ、おいしそうです。
タケノコのアク抜きには、いつも米ぬかなどで
手間がかかるのですが、大根おろしという手が
あるんですね。この次ぎに応用してみます。

昔々、京都の西山のあたり、延々と何キロも続く
竹林のなかを快適にサイクリングしました。
孟宗竹はタケノコ生産のためにどこまでもきれいに
手入れされていたのが印象に残っています。
Posted by 埼玉の酔仙 at 2012年05月15日 15:03
酔仙さま
タケノコごはんには、この方法がいちばんかと思います。

それにしても、酔仙さんはあちこちのサークルに顔を出しておられて、いつも何やかやと飲み会などにはこと欠かず、うらやましい限りです
アンクルも、もともとの浮気性を全開して、これからあそこもここもと掛け持ちし、毎日飲み歩けるようにがんばりたいと思います

まだ、懲りひんのんかい?という声が聞こえてきそうではありますが…
Posted by アンクルアンクル at 2012年05月15日 23:13
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