タケノコづくし
もらったり買い込んだりして、タケノコがたっぷり。
とりあえず下茹でだけして、水を張った容器で冷蔵庫に。
この連休は、だから、タケノコづくしの食卓。
まずは、アンクル特製“タケノコごはん”…
これだけは下茹でせずにそのまま炊きあげる、チョッと革命的な調理法で…
「分とく山」の野崎洋光総料理長のレシピです。
これ用に分けた生のタケノコの皮をむき、細かく切り揃え、大根おろしの絞り汁と同量の水、それに塩を小さじ1杯加えた液に、30分以上漬け込みます。
今回はひと晩漬けました。
炊飯鍋に米を入れ、酒、みりん、しょうゆ、塩で薄めに味つけた出し汁を注ぎ、水洗いしたタケノコを散らして普通に炊飯します。
大根おろしの酵素がタケノコのアクを抜くのだとか…
タケノコ本来の歯ざわりと味が残り、栗ご飯のような甘さも感じられて、とても美味しい。
タケノコ好きにはぜったいおすすめの一品です。
そして、タケノコと相性のいい椎茸との“中華風うま煮”…
生姜の薄切りと小口切りのネギを炒めて香りをつけた油で、タケノコと戻した干し椎茸にザッと火を通します。
椎茸の戻し汁や残っていた出汁を併せて1カップを注ぎ、オイスターソース、酒、しょうゆ、さとうで味をつけ、煮汁が1/3程度になったら水溶き片栗で留め、ごま油を垂らしました。
これ以上ない取り合わせです。
さらに応用編、“筑前煮”…
タケノコのほかにレンコン、ごぼう、にんじん、こんにゃく、そして鶏肉を準備。
少量のごま油でまず鶏肉を炒め、根菜類やこんにゃくにも次々と油をからめ、ひたひたより若干少なめの出汁を張って、酒、みりん、さとうで煮ます。
にんじんがすき通る感じになってきたら、しょうゆを加えて、煮汁がなべ底に残る程度まで煮つめます。
いつまでも飽きのこない、極めつけのおふくろの味です。
そのほか、少し日持ちさせるために、濃い目の味つけにした定番の土佐煮。
また、雨模様の少し寒い夜には、タケノコの穂先の部分を薄切りにして、ワカメとみつばといっしょに鍋仕立てにしました。
あっさりとポン酢で…というのも、なかなかオツなものでした。
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