2012年01月28日
実家の旧正月
毎年の行事となっている日野の実家での新年会。
義弟の中国勤務に伴い、遅れて旧正月の会となりました。
義妹や甥っ子、姪っ子も一堂に会して食卓を囲むのが恒例ですが、今回はアンクルに、あれが食べたい、これも食べたい、のリクエストがありました。
まずは、義弟の大好物…“タイ風グリーンカレー”
11月の送別会の際、辛さとパクチーの香りが足りないと注文があったので、それに応えます。
ちょうど午前中のタイ料理教室で残ったパクチーの茎と根があったので、これを混ぜ込みます。
パクチーの葉は、その場でそのままたっぷりカレーの上にのせてもらうことに…
具材は、定番の鶏、筍、しめじの他に大根の拍子木も加えることにしました。

次に、女性陣がおまちかねの…“ココナッツミルク・プリン”
特に、実家の義妹は自ら何度もトライしてはアンクルに質問してくるほどの熱心さ。
なので下手なことは出来ない。
何度か試作をくり返して、これならという自信のレシピで勝負。
もともとはココナッツミルクに少しだけ生クリームを加えて固めたシンプルなものだったのを、彼女たちの注文を聞きながら、もう少し手の込んだ一品に進化させました。
ココナツミルクの香りを生かした“パンナコッタ”のような感じに仕上げます。


そして、“いわしの煮つけ”
ちょっと地味で場違いな感じのする取り合わせですが、実はこれが義母絶賛の一品なのです。
この日、そのレシピを!と頼まれていたのですが、材料の仕入れの際にたまたまきれいな「いわし」を見つけたので、急遽、現物も持参することにしました。
たっぷりのお酢を加えて煮込むので、少しだけ残る酸味がけっこうあとを引きます。

さて当日、姪っ子のひとりが迎えに来てくれて、これらをみんな運び込みました。
そして宴の始まりです。
義弟は、唯一の日本人スタッフとして300人ほどの現地の人たちを率いてがんばっているようです。
自信にあふれているようすが伺えました。
また、成長著しい中国ですが、それが故に蔓延している「お金がすべて」の拝金主義、ひとりっ子政策が生んだゆがんだ若者たちの実態、日本とは較べ物にならない圧倒的な格差のひずみなど、繁栄とは名ばかりの実情も彼の話から生々しく伝わって来ました。
特に、自由を制限されるインターネット環境には本当に辟易しているようです。
甥っ子や姪っ子たちもそれぞれ就職や結婚を控え、華やかな話題に花が咲きます。
まだ幼かった彼らが、アンクルの足元にマイマイとからみついていたのが昨日のことのように思い浮かびます。
それがもうすっかり大人になって、ひとりまたひとりと巣立って行くのです。
この新年の宴も、これから年々変わっていくことでしょう。
そんな予感に、一抹の淋しさも感じられるひと時でした。
義弟の中国勤務に伴い、遅れて旧正月の会となりました。
義妹や甥っ子、姪っ子も一堂に会して食卓を囲むのが恒例ですが、今回はアンクルに、あれが食べたい、これも食べたい、のリクエストがありました。
まずは、義弟の大好物…“タイ風グリーンカレー”
11月の送別会の際、辛さとパクチーの香りが足りないと注文があったので、それに応えます。
ちょうど午前中のタイ料理教室で残ったパクチーの茎と根があったので、これを混ぜ込みます。
パクチーの葉は、その場でそのままたっぷりカレーの上にのせてもらうことに…
具材は、定番の鶏、筍、しめじの他に大根の拍子木も加えることにしました。

次に、女性陣がおまちかねの…“ココナッツミルク・プリン”
特に、実家の義妹は自ら何度もトライしてはアンクルに質問してくるほどの熱心さ。
なので下手なことは出来ない。
何度か試作をくり返して、これならという自信のレシピで勝負。
もともとはココナッツミルクに少しだけ生クリームを加えて固めたシンプルなものだったのを、彼女たちの注文を聞きながら、もう少し手の込んだ一品に進化させました。
ココナツミルクの香りを生かした“パンナコッタ”のような感じに仕上げます。


そして、“いわしの煮つけ”
ちょっと地味で場違いな感じのする取り合わせですが、実はこれが義母絶賛の一品なのです。
この日、そのレシピを!と頼まれていたのですが、材料の仕入れの際にたまたまきれいな「いわし」を見つけたので、急遽、現物も持参することにしました。
たっぷりのお酢を加えて煮込むので、少しだけ残る酸味がけっこうあとを引きます。

さて当日、姪っ子のひとりが迎えに来てくれて、これらをみんな運び込みました。
そして宴の始まりです。
義弟は、唯一の日本人スタッフとして300人ほどの現地の人たちを率いてがんばっているようです。
自信にあふれているようすが伺えました。
また、成長著しい中国ですが、それが故に蔓延している「お金がすべて」の拝金主義、ひとりっ子政策が生んだゆがんだ若者たちの実態、日本とは較べ物にならない圧倒的な格差のひずみなど、繁栄とは名ばかりの実情も彼の話から生々しく伝わって来ました。
特に、自由を制限されるインターネット環境には本当に辟易しているようです。
甥っ子や姪っ子たちもそれぞれ就職や結婚を控え、華やかな話題に花が咲きます。
まだ幼かった彼らが、アンクルの足元にマイマイとからみついていたのが昨日のことのように思い浮かびます。
それがもうすっかり大人になって、ひとりまたひとりと巣立って行くのです。
この新年の宴も、これから年々変わっていくことでしょう。
そんな予感に、一抹の淋しさも感じられるひと時でした。
Posted by アンクル at 20:05│Comments(2)
│クッキング
この記事へのコメント
どの、お料理もとてもおいしそうですね
ご実家の方々にとっては、アンクルさんが来てくれ
おいしいお料理を作ってくれるのは、この上ない喜びであり
楽しみなんですね・・・・・・・・・
そういう人ってありがたいです。わたしも、友人にそういう人がいますが
人を幸せにしてくれる人っていいですよねぇ~・・・・見習わなくてはぁ・・・・・
ご実家の方々にとっては、アンクルさんが来てくれ
おいしいお料理を作ってくれるのは、この上ない喜びであり
楽しみなんですね・・・・・・・・・
そういう人ってありがたいです。わたしも、友人にそういう人がいますが
人を幸せにしてくれる人っていいですよねぇ~・・・・見習わなくてはぁ・・・・・
Posted by ねこ at 2012年01月29日 08:25
ねこさま ありがとうございます
しあわせに出来てるんでしょうか?
ホントはただ迷惑がられてるだけかも…
悦に入ってるのは自分だけのような気もしてます
ねこさんこそ皆さんを和やかにされているようにお見受けしますよ
これからもその調子で…
しあわせに出来てるんでしょうか?
ホントはただ迷惑がられてるだけかも…
悦に入ってるのは自分だけのような気もしてます
ねこさんこそ皆さんを和やかにされているようにお見受けしますよ
これからもその調子で…
Posted by アンクル
at 2012年01月29日 10:09
