2012年07月19日
ザ・バンド
「海の日ライブ」、まもなく、7月21日(土)です。
そして、8月12日(日)の「酒遊館フリー・ライブ」にも出演が決まりました。
こちらは久しぶりに弾き語りの予定なので、出来れば両方とも覗いてもらえればと思います。
さて本題ですが、この4月に、「ザ・バンド」のドラマー、リヴォン・ヘルムが亡くなりました。
71歳でした。
メンバーだったリチャード・マニュエルとリック・ダンコもすでにこの世にはなく、これでもう「ザ・バンド」は、組織体としては完全に消滅してしまったと云えるでしょう。

以前、このバンドのギタリストであるロビー・ロバートソンのCD紹介でも触れましたが、「ザ・バンド」はアンクルがお手本とするバンドです。
1968年、ヒッピー・ブームの真っ只中、フラワー・ムーブメントやサイケデリックといった極彩色のサウンドが主流だった時代に、彼らは何とも風采の上がらない地味なサウンドを引っさげて、ひっそりと登場して来ました。
しかしそれは、カントリーやブルースといった伝統的なアメリカ南部音楽をベースにして、地に足の着いた大人の音楽という印象でした。
田舎の土の匂いのあたたかさに包まれたその朴訥なサウンドは、当時何かとざわついていたアンクルの心にもスーッと染み込んできました。
以来ずっと、こんな音世界を自分も表現してみたいというのが、アンクルの夢となったのです。
彼ら自身の演奏ももちろん素晴らしいのですが、他のアーティストたちとコラボしたパフォーマンスが、アンクルは特に好きです。

何かと縁の深いボブ・ディランと共演した「プラネット・ウェイブス」での演奏。
緊張感にあふれながらもどこか暖かく、暖炉の灯りに照らされた冬の夜の情景が思い浮かびます。

同じく、ディランとのライブアルバム「偉大なる復活」。
自分たちの作品を含め、荒々しいドライブ感の中にも歌心を感じさせる演奏が魅力です。

また、エリック・クラプトンの「ノー・リーズン・トゥ・クライ」の中の1曲、“サイン・ランゲージ”。
アットホームな雰囲気の中で聴かせるシンプルな演奏が素晴らしい。
ここでのロビー・ロバートソンのギターソロは、彼の最高傑作と云っても間違いないと思われる出来です。

アンクルはいつも、彼らの紡ぎだすそんな音楽に何とか近づきたいと思ってきました。
現実的に考えると、彼らのようなバンド・スタイルを実現させるには、色々とむずかしい条件があります。
しかし、その演奏形態だけを真似るのではなく、どんなスタイルであっても、その核になるところには彼らの音楽から得たエッセンスを息づかせたい…
常に、そんな想いを込めた演奏を心がけたいと思っているのです。
そして、8月12日(日)の「酒遊館フリー・ライブ」にも出演が決まりました。
こちらは久しぶりに弾き語りの予定なので、出来れば両方とも覗いてもらえればと思います。
さて本題ですが、この4月に、「ザ・バンド」のドラマー、リヴォン・ヘルムが亡くなりました。
71歳でした。
メンバーだったリチャード・マニュエルとリック・ダンコもすでにこの世にはなく、これでもう「ザ・バンド」は、組織体としては完全に消滅してしまったと云えるでしょう。

以前、このバンドのギタリストであるロビー・ロバートソンのCD紹介でも触れましたが、「ザ・バンド」はアンクルがお手本とするバンドです。
1968年、ヒッピー・ブームの真っ只中、フラワー・ムーブメントやサイケデリックといった極彩色のサウンドが主流だった時代に、彼らは何とも風采の上がらない地味なサウンドを引っさげて、ひっそりと登場して来ました。
しかしそれは、カントリーやブルースといった伝統的なアメリカ南部音楽をベースにして、地に足の着いた大人の音楽という印象でした。
田舎の土の匂いのあたたかさに包まれたその朴訥なサウンドは、当時何かとざわついていたアンクルの心にもスーッと染み込んできました。
以来ずっと、こんな音世界を自分も表現してみたいというのが、アンクルの夢となったのです。
彼ら自身の演奏ももちろん素晴らしいのですが、他のアーティストたちとコラボしたパフォーマンスが、アンクルは特に好きです。

何かと縁の深いボブ・ディランと共演した「プラネット・ウェイブス」での演奏。
緊張感にあふれながらもどこか暖かく、暖炉の灯りに照らされた冬の夜の情景が思い浮かびます。

同じく、ディランとのライブアルバム「偉大なる復活」。
自分たちの作品を含め、荒々しいドライブ感の中にも歌心を感じさせる演奏が魅力です。

また、エリック・クラプトンの「ノー・リーズン・トゥ・クライ」の中の1曲、“サイン・ランゲージ”。
アットホームな雰囲気の中で聴かせるシンプルな演奏が素晴らしい。
ここでのロビー・ロバートソンのギターソロは、彼の最高傑作と云っても間違いないと思われる出来です。

アンクルはいつも、彼らの紡ぎだすそんな音楽に何とか近づきたいと思ってきました。
現実的に考えると、彼らのようなバンド・スタイルを実現させるには、色々とむずかしい条件があります。
しかし、その演奏形態だけを真似るのではなく、どんなスタイルであっても、その核になるところには彼らの音楽から得たエッセンスを息づかせたい…
常に、そんな想いを込めた演奏を心がけたいと思っているのです。
Posted by アンクル at 20:04│Comments(0)
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