2012年05月31日

じじばば

ちょっと刺激的なタイトルですが、飲み屋の店名です。
京都駅からほど近く、七条通りを西に入った「リド飲食街」の中にある有名店。

じじばば


人ひとりがやっと通れるほどの通路の両側に、何軒かのお店がひしめく一角。
それぞれの店は狭く、客席はカウンターのみで、皆さん入り口を背もたれにして座っています。
どこからかカラオケの響きもただよい、昭和をしのばせる場末な感じが、なかなかディープな雰囲気です。

しかし、このお店はそんな古めかしい居酒屋っぽさとは一線を画していて、驚かされます。
まず手始めの“つき出し”からが、ポテトサラダとホタルイカのマリネにバケットと、何とも無国籍風。

じじばば


シンプルな「アボガドの自家製ラー油がけ」とか・・・

じじばば


クミンを効かせた「メキシコ風焼き鳥」とか…

じじばば


ネギトロとチーズを焼き海苔といっしょに巻いた「生春巻き」とか…

じじばば


不思議なメニューばかりだけど、どれも美味しい。

「イベリコ豚の生ハム」なんて、まるでスペインの“バール”に居るようなサービス。

じじばば


「これは、やっぱりワインだわ…」と、居酒屋気分は完全に払拭されてしまいました。

じじばば


例によって、息子ほど年の差のある若い友人とのひとときでした。
彼ら学生サークル仲間との再会を目論んだ同窓会は、今のところ計画止まりになってますが、30代に突入した忙しい彼らのこと、時間の調整がママならないのは、まぁやむを得ないかな?
その割には、ついこの間カンボジア旅行に行ったからと、お土産をくれたりして・・・
わずかな時間をやりくりして、あちこちで遊ぶ時間だけは確保しているようで、そのあたりはチャッカリと押さえているようですな。

年甲斐もなくと批判されながらも、アンクルは若い人たちと積極的におつき合いします。
だって、自分を含めて同年代や少し上の世代の友人や知人ときたら、失礼ながら、文字通りみんな…『じじばば』
この先、年を経るごとにひとり去りまたひとり消えるは、世の必定なり。
しかも、自由に過ごす時間は今よりも確実に長くなる。
そんな風に迫り来る淋しく孤独な老後を、ただノホホンと待つなんてまっぴらと、ここは今のうちから果敢に打って出ようという寸法です。
まぁ、あくまで若い人たちに愛想をつかされなければ、の話ですけどね。

ただ、よくよく考えてみれば、アンクルの方が先に逝ってしまうっていう場合だって充分あるワケで…
そのあたりがはじめから計算に入っていない、何とも浅はかな皮算用ってところですね。
そこがまぁ、アンクルらしいところで…



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この記事へのコメント
ここ、いいお店ですよね!

流行ってるから 何度か入れなかったこともあります・・・

この会館の共同トイレが また 昭和の薫り漂う雰囲気で

ディープなひと時を よりいっそう深めてくれますよね。 笑
Posted by JAM Hair SalonJAM Hair Salon at 2012年06月01日 13:53
JAMさま
どこも、割烹着の似合うお母さんが出迎えてくれそうな、昭和な感じですね
そうそう、それにトイレがディープそのもの
無茶苦茶に飲み歩いてた若いころを思い出しました
入口付近の2号店「じじばばDOS」は、もっとスパニッシュらしくて、個性的な若者でいっぱいでした
でも、早い時間に行けばスンナリ入れましたよ
それより、出町柳のタイ料理店「クルーン」が風前の灯みたいなんです
とても、気になっているのですが…
Posted by アンクルアンクル at 2012年06月01日 20:25
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