アンクルのひとりごと

子どもの頃だから、もうかれこれ50年ほど前のこと。

当時、デパートは今でいう一大アミューズメント・センターでした。
休日には家族総出で出かけ、買い物は云うに及ばず、屋上遊園地でミニ・トレインに乗り、大食堂で｢お子様ランチ｣を食べさせてもらう、そんな所だったのです。
それはまた、あの頃の子供たちのあこがれでもあったのです。

先日、思い立って《大丸》８階のファミリー食堂へ。
デパートの大食堂なんて、それこそ何十年ぶりのことでしょう？
大量に並んだパイプ机とパイプ椅子、ウエイトレスのお姉さんも黒服に白いエプロン。
子供の頃がよみがえって来ます。




そしてオーダーしたのが｢サービス洋食ランチ｣950円也。
ワンプレートのお皿に乗るのは、オムライス、エビフライ、それにハンバーグ。
これで旗が立っていたら、あの頃のお子様ランチそのものです。
何だか童心に帰ったようで、とても懐かしかったです。

で、そのお味は？

ここで味の是非を問うのはヤボというもの。
ただ過ぎた日の懐かしさを味わう、それがいちばんなのではないでしょうか？